百貨店が現在抱えている、衰退産業からの脱却、という課題について、私が考えている思いを話したいと思います。

その前に、そもそも「衰退産業」とは、一体どういう事なのでしょうか?

衰退産業とは、将来伸びていくとは思われず、現在よりさらに衰退していくと考えられる産業のことをいいます。
悲しいことに、実は、現在では百貨店も「衰退産業」とされていて、これからの伸びがあまり期待されていないようです。

では、なぜこのような事態になってしまったのでしょうか?

その主な原因は、百貨店側がお高くとまっていて、その態度をずっと改めようとしなかった、という事にあるようです。

百貨店の業績が悪くなると、人員削減などのコストカットを徹底的に行って、それによって利益を保とうとします。

ですが、百貨店というものは、実際に店舗で働いている人たちからの情報が、とても大事になっています。

客の活きた声が直接聞けるのは、現場以外ではありえません。

その情報には、これからの百貨店の未来を決める、とても大切なものが含まれています。

人員削減をする、ということは、その「大切な情報」が得られなくなってしまう、ということです。
大切な現場からの情報が得られなくなってしまった結果、業績はさらに悪化していくことになります。
しかも、業績が悪いために、新しい冒険をすることは認められず、今までにない新しい収入源を見つけることもできません。

こんな状況では、衰退していくのも当然、といえるでしょう。

では、どうすればこんな状況から抜け出せるのでしょうか。

私は、百貨店ならではの、さらに品質が高く、価値が高い商品を客に提供していくことだ、と考えます。
そのためには、今までとはまったく違うような、新しい考えが出たとすると、それをもっと伸ばす方向にしていく必要がある、と思っています。
せっかくいい案が出ても、その案がリスクを考えて却下されてしまう、ということが起きてしまうと、その案がもし新たな販路を生み出すものだったとすると、せっかくのチャンスを失ってしまうことになるからです。




 

百貨店情報サイト / ページ一覧
(C) 百貨店情報サイト All Rights Reserved